このソフトのレビューを書く

THE LAST STORY [ラストストーリー]

THE LAST STORY [ラストストーリー]
発売元 任天堂オフィシャルサイト
発売日 2011/01/27
価格 6,800円(税込)
レーティング B / 12才以上対象 (CERO について)
タギングトップ3    
タイトル概要 RPG / 1人用
スクリーンショット
(クリックで拡大)

スコアボード

THE LAST STORY [ラストストーリー]評価ランク
総合ポイント
59
難易度
1.74
レビュー数
78

スコアチャート THE LAST STORY [ラストストーリー]レビューチャート

0%
0-9
1.3%
10-19
5.1%
20-29
7.7%
30-39
16.7%
40-49
25.6%
50-59
15.4%
60-69
16.7%
70-79
10.3%
80-89
1.3%
90-100
【60点以上】
43.6%
【標準偏差】
16.7

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
2pt 4pt 4pt 2pt 3pt 3pt 2pt
総合点
56pt

GOOD!

藤坂公彦さんデザインのキャラクターは魅力的。
無難過ぎず、かといって媚びた感じも無し。
どこか垢抜けないものが多い任天堂のコア向けソフトの中では珍しく良い塩梅だ。
キャラクターの性格付けや台詞回しも自然な形で良かった(主人公ヒロイン除く)。
会話テキストに目眩を起こすことも少なくない昨今の和製RPGにおいて、
アレルギー物質の少なさは貴重。

グラフィックは全体的に彩度が低く暗めの色使い。
ボヤケを犠牲にジャギ軽減を取るスタイルはゼルダトワプリやモンハン3の系統か。
このタイプのグラフィックはブラウン管テレビならかなり綺麗に映る。
ルリの街はイメージイラストに忠実に、細部まで丁寧に作られている。
一方でダンジョンの絵作りはやや単調に思えた。

「映画音楽に近い要素とか、肌触りみたいなものを取り入れました」と
植松さんが語るBGMは、確かにゲームの雰囲気を壊さないもの。
しかしどこか印象に残らないのは、本作が映画ではなくゲームだからだろう。
ベタベタに臭いゲームミュージックでもゲームに溶け込むことは可能だと思う。
現に後半の一部の戦闘曲は近年の植松氏らしい弾けたテイストなのだが、
BGMが浮いている印象は特に受けなかった。

BAD/REQUEST

「ステージクリア型RPG」とでも表現すれば良いのか、
全ての戦闘がSLGばりにカチッと配置されているのはどうも味気無い。
シームレスな戦闘だからこそ、ある程度のランダム性が欲しかった。

ストーリーが急展開してあちこちにたらい回しにされるのは、
悪い意味でFFの名残りを思わせる。
もちろんリニア型RPGでも面白いものもあるが(それこそFFとか)、
ルリの街という明確な拠点を持つ本作は街を中心に活動したかった。
サブクエストも酒場に依頼を集約させる形にした方が分かり易かったと思う。

レベルの調整が大雑把。
ボスで詰まらないように直前に敵召喚サークルが用意されており、
数十秒で殲滅できる雑魚を倒すとレベルがグングン上がっていく。
「成長の楽しみ」はRPGにおける重要な魅力の一つ。
ストーリー上のボスで苦戦したから他のクエストで強化しようとか、
そういった攻略の自由度を放棄しているのはいかがなものか。
ドラクエで魔王の隣にメタルスライム部屋があったら白けるだろうに。

途切れ途切れに挿入されるイベントシーンのせいで没入感が殺がれる。
ちょっと進んでイベント→戦闘→ちょっと進んでまたイベント…の繰り返し。
もっと戦闘させてくれ、遊ばさせてくれ、とプレイ中何度思ったか。
強制イベントの発生で移動中の会話が切られることも多い。
仕方ないから会話が終わるまで棒立ちして移動を待つようになったり。
本来はゲームプレイの連続性を保持する為の演出なのにこれでは逆効果だ。

寄り気味のカメラワークで多人数が入り乱れるゴチャゴチャした戦闘は
全体の戦局が把握しづらく、目玉要素であるギャザリングの使い心地がイマイチ。
要らないとまでは言わないが、ゲームを通じて引っ張るほどの魅力は無い。
仮にギャザリング抜きのアクションRPGだったとしても、
戦闘の評価は大して変わらなかったと思う。
※ヘイト管理という点では、ゼノブレイドは未来視システムと併用することで
「システムを有効活用した高揚感」をプレイヤーに与えることに成功していた。

物陰に隠れるシステムにしても同様で練り込み不足。
他の行動とボタンが共通しており、誤操作でイラつくことも。

レアアイテム収集やオンライン要素も特別奥が深いものではない。
Wizardryやハクスラ系のような中毒性も期待していたのだが…。
全体を通じて「ここが面白い!」と言える強烈な魅力に欠けている。
優れたRPGに出会うと寝食を忘れて没頭してしまうものだが、
本作は「とりあえずクリアまで頑張るか」程度のモチベーションしか保てず…。

COMMENT

濃厚な坂口イズムに胸焼けを起こしそうになった。
唐突なお涙頂戴イベントにFF2を、
メンバー選定の都合で起こる自己犠牲にFF4を、
つまらないミニゲーム強制にFF7を思い出した。
テキスト(ナレーション)で雰囲気を盛り上げるTRPGテイストはFF1、
ベタなローマの休日ごっこはFF9か。このあたりは嫌いではないが…。

昔のFFが評価されていたのはおそらくこういった所ではないだろう。
同時代のゲームの中で突出していたグラフィックの美しさ、
極めて快適性に優れたユーザーインターフェース、
そして進取の気性に富んだ戦闘システム。
これらの諸要素が稚拙な部分に目を瞑らせるだけの魅力に溢れていたのだと思う。
対抗馬がドラクエと劣化ドラクエもどきしか無かった時代背景にも恵まれていた。

その点で本作はどうかというと、
グラフィックは綺麗だがHD機の海外製大作ソフトには当然ながら見劣る。
そこは責められないが、ハードに依存しない部分の絵作りも特段目立たない。
UIもゲームオタクがゲームを作る現代においてその優位性は失われつつある。
戦闘システムはようやく「はないちもんめ」の棒立ちスタイルから卒業したが、
練り込み不足の感は否めなかった。

これがスクエニ製だったらスクエニのくせに結構頑張ったねと褒めていた。
だが、任天堂が全面協力した「あたらしいかたちのRPG」を謳う大作としては落第。
決して駄作ではないにせよ期待に応えられる内容でもなかった。
和製RPGの作法から脱却しようとする意図は感じられたが、
旧態依然とした部分はまだまだ残っている。

やけにリアルな果物の転がり方だとか、殆ど使い道の無い花火だとか、
枝葉の作り込みに妙な熱意を感じるのに、それが全体のゲーム性に寄与していない。
肝心要の幹が頼りないから余計にバランスの悪さを感じる。
これは明らかにディレクター=坂口さんの責任ではないだろうか。

これが坂口さんのラストではあまりに寂しい。
次こそ「さすがFFの生みの親」と思わせる傑作を作って欲しい。

プレイ時間:わからない(クリア済)
NACKYさん [2011/02/08 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 1pt 1pt
総合点
56pt

GOOD!

・オリジナリティ
戦闘には多種多様な戦略性が用意されており、他のRPGにはない頭脳的なRPGとして楽しめた。ギャザリングやコマンドモードを取り入れたのは良いと思う。
変わったRPGをやってみたい人にはお勧めだと思います。

・グラフィックス
wiiの中では綺麗な方なのではないかと思う。
また、隅々まで凝った作りは立派である。

・音楽
植松さんの音楽はゲームの雰囲気にマッチしており、とてもしっくりくるものばかりだった。
ジルのイベントのときに流れる音楽はすごく良かった。
ただ、全体的にインパクトに欠ける感じの音楽が多かったので、あまり耳には残らなかった。

・熱中度
王道な感じのストーリーでわかりやすく、常に先が気になって楽しめた。

BAD/REQUEST

・熱中度
少しイベントのムービーが多く全体的に戦闘とイベントのテンポが悪いため、熱中度が冷めてしまうことが何度かあった。
あと、やり込み要素があまりなく、残念である。

・満足感
部分的には満足できた内容がちらほらあったが、全体的にみると微妙である。
とくにラスボスを倒してからのエンディングまでが長く、よくわからない戦闘イベントが始まったりして非常にイライラした。個人的にもう少しコンパクトに仕上げてほしかった。
また、街がルリ島1つしかないため、中盤少し飽きが来てしまった。RPGならではの様々な街へ行って、違いを楽しむということが出来ず、残念である。
戦闘のパーティメンバーをそれぞれ設定できず、また基本的にエルザしか動かせないので自由度があまりなかった。

・快適さ
一番気になった部分がこの快適さである。戦闘中に処理落ちが頻繁に起こり、せっかく面白い戦闘システムが台無しだと感じた。なぜなら、このゲームの肝のギャザリングを発動するたびに、カクカクとにぶい動きになりストレスがたまった。また、ギャザリングを発動するボタンを押しても反応しないことがあり、その間やられまくったりもした。
あと主人公は常に地面を滑っている感じでスルスル動くので、壁を登って切りつける技がやりにくくてしょうがなかった。
他にはロードやディスクの読み取り音も結構あったので、気になってしまった。

・難易度
全員LIFEが5つあるため、強いボスとかではない限りなかなか死なない。
また、戦闘後は毎回全回復されているのでちょっと緩く感じた。
RPGの必需品である回復アイテムが存在しないのは残念である。
これらの要素を改善すればもう少しハラハラする戦闘になったのではないかと思う。

COMMENT

クラシックコントローラーPRO使用。

坂口さんのRPGが好きで、特にFF9の雰囲気が好きだったため、ラストストーリーを購入。
またwiiをもってなかったので、このために本体とセットのスペシャルパックで購入した。

クリアしてみると、期待が大きかったせいか非常に残念な出来だと感じた。
面白いゲームだとは思うが、ユーザーの期待にこたえきれていない感じがし、とても惜しい作品である。
もう少し色々と改善していれば、最高に面白いゲームになったのではないかと思う。

あと、ちなみにオンラインは未プレイです。

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
りょうさん [2011/02/08 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 3pt 2pt 3pt 3pt 1pt
総合点
57pt

GOOD!

Wiiにしてはという注釈が付きますが、グラフィックは物凄く綺麗だった。
恐らく、wiiでは限界ギリギリレベルなんじゃないかと思う。
他にはRPGで良くありがちな、無駄な戦闘が少なく、最小限で済み、レベルもサクサクあがる為戦闘を苦に感じる事は一切ない所や、武器防具の強化が楽しかったので、そういうシステム面は凄く良かったように思う。

BAD/REQUEST

一番目についた点はストーリー。
wiiの任天堂RPGでは、ゼノブレイドのストーリーが大変良かったので、この作品も期待してましたが、ガッカリしました。
どこにでもある、ベタなストーリーに加え、無駄に恋愛要素を取り入れ、台詞の選択も王道ジャンプ漫画の主人公のような、綺麗事ばかり並べ、そしてそれが全て思い通りに進んでいくという安易な発想の内容でした。
ラスボスも簡単に想定出来たし、もっと捻りが欲しかったです。

良い点に戦闘を挙げましたが、戦闘頻度が少なくサクサク進んだのは良かったんですが、明らかに難易度が低すぎるように感じました。
BOSSモンスターと戦ってもハラハラする事はなく、ラスボスさえも片手間で倒せる難易度で、全くハリがなかった。

COMMENT

悪くはないけど、良くもないといった感じでした。
改良を加えれば良ゲーになれる素材ではあるので、少し惜しく感じました。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(未クリア)
クロフネさん [2011/02/16 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 3pt 3pt 2pt 3pt 3pt
総合点
57pt

GOOD!

■Wiiの中では、かなり質の高いグラフィック

どうせなら、序盤辺りにあった
高品質ムービーがもっと見たかったが
良くも悪くも衣装変更システムが邪魔したか

EDくらいは、衣装を無理矢理変えてでも良いから
高品質なので見たかった気もする

■画面の演出効果

主観で物を見るシーンだったり
ちょっとした映画のようなワンシーンがあり
臨場感溢れる迫力があった

■そこに住まう人々の生活感や空気感

町や船上で
賑わったり作業を行う人達の
独特の生活風景が、それっぽくて良かった

もう少し住民のグラフィックパターン欲しかったけど

■個性的な仲間達

主人公&ヒロインは別として
共に戦う傭兵衆が、非常に愉快で楽しい
(特にマナミア・セイレン・ジャッカル辺り)

ただ、それだけに惜しいのは・・・(以下悪い所で

■地形や仕掛けを利用したりといった、戦略性のあるバトル

物陰に潜んだり、物を壊して瓦礫で攻撃したり
仲間への指示を臨機応変に使ったり
戦術を楽しむ事が出来た

BAD/REQUEST

■ストーリーのボリューム

何を置いても、シナリオの薄さに泣いた(泣
この作品は大体40ちょいパート程に
章が区切られたシナリオなんですが

パートによっては、会話を見ただけで終わるものもあったりで
かなりのスピードで終盤に向かってしまう

■自由度の少ない、ほぼ1本道のイベント進行

上記のことと関連することですが
一度拠点の町を出発してイベントを進めると
当分の間は行動を制限され、強制的にイベントを進める羽目になる

それによって、どんどんシナリオが進み
一層短く感じてしまうことに

■仲間達などの色々な設定の掘り下げ不足

良い所で個性的な仲間と書きましたが
しかし、各々が傭兵として組むに至った経緯や過去

マナミア(出生)・ユーリス(片目)・神獣とは何か
といった謎の要素が、ほとんど解消されておらず
掘り下げが甘いと感じた

どうせなら、もっと昔の地点から始まり
だんだんと(傭兵)仲間が増えていくノリでも良かったかも

■会話のぶつ切り

戦闘中や、その前後の会話などは
「次のイベント地点への到達」「注視ポイントの確認」「戦闘終了」
などで、無理矢理切られてしまう

特に戦闘は
仲間がいつの間にか、終わらせてることもあるので
おーい!まだ会話途中だったのに!!とかって
パターンが何度かあった


■透明薬

女性陣の下着!!何故男性と同じ
ボクサーパンツにしたし!!
ロマンもクソもねぇぞ!

COMMENT

発売前の宣伝による期待度の高まり
&「ゼノブレイド」との比較によるハードル上げで
若干泣きを見た作品・・・かな?

そんなに悪い作品じゃないのだけど
どうしても劣った部分を見せられるというか
勿体無い感じがしたなぁ

実に惜しい作品である

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
武士のハートさん [2011/04/03 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 2pt 4pt 2pt 3pt 3pt 1pt
総合点
58pt

GOOD!

【戦闘システムが良い】
ギャザリングを初めとした数ある戦闘システムは中々良かったです。
序盤はやれることも少ないですが、終盤は技もそれなりに多く爽快感があります。
ただハイド時の敵の反応だけは不満、目の前で隠れても見失ってくれます。

【音楽、特にメインテーマが良い】
個人的にメインテーマの曲がかなり好きです。
他のBGMもどれも良いものが多かったです。

【移動中などの会話が面白い】
これは聞いていて素直に面白かったです。
この会話で愛着が沸いたりする場面もありました。

BAD/REQUEST

【グラフィックが粗い】
うーん、正直お粗末な出来。
ハードのスペック的に限界はあるのでしょうが粗さが目立ちます。

【シナリオが陳腐】
シナリオは全く感情移入出来ませんでした。
何て言うか、キャラの掘り下げといったものが少ない。
個人的な意見ですが、まず主人公とヒロインがなぜ相思相愛なのかにも疑問を持ちました。
出会う→優しい→好き!・・・と、受けた印象はこんな感じ。
もう少し丁寧に人間関係の深みを出して欲しかったです。

【ボリューム不足】
シナリオは20時間〜、遅くても30時間あればクリア出来るでしょう。
やり込み要素と言えるものも武器強化くらいで、これといってありません。
周回プレイもアイテムが少し変わったりするだけで大きな変化は無く作業感が強いです。

【広大な?ルリの街】
プレイ当初はそれなりに広いと思いましたが、マップを把握するとただ入り組んでいるだけ。
住民や看板にぶつかったりするのも楽しいのは最初だけ、段々と歩くのが億劫になりました。

【細かい諸動作等が惜しい】
扉を開ける時に一々立ち直ったり、川を泳ぐのが非常に遅かったり、と。
細かい不満が重なってゲームの印象をかなり下げています。
個人的にはシナリオやグラフィックよりもこういう諸動作の方が気になりました。

COMMENT

総評としては非常に惜しいです。
バトルは普通に面白かったので細部をもう少し丁寧に仕上げて欲しかったです。
かなり辛口な評価になってしまいましたが、それなりに楽しめていることも事実です。
私は予約して買いましたが、買って損したとは思っていません。
微妙な評価が多いため面白くないと思っている人が多いかも知れませんが、
決して面白くないわけではないので一度ご自身でプレイするのをオススメします。
もしラストストーリー2なんていうものが出るのならまた買いたいと思います。

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
SSSさん [2011/02/10 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 2pt 3pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
58pt

GOOD!

・味方キャラクターがみんな個性的かつ魅力的。敵キャラクターも分かりやすい性格で、腹立つ行動をしてくれるので悪役っぽくて良い。声も全体的に好感が持てる。

・レベル上げや御金稼ぎが基本的に必要なかった。ダンジョンのボス戦前にレベルを上げることができる場所が用意されていて、適正レベルまで上げることができる(上げすぎることもできないが)。

・一見勝てなそうなボスでも、色々試すと倒せたりして攻略してる感がある。

・装備のカラーリングは楽しかった。

・バナナの皮は楽しかった。

BAD/REQUEST

・ストーリーのボリュームが少ない。オンラインも自分には合わなかった。

・物語の舞台がせまい。帝国の領土のうちの一つの島だけでストーリーが完結してしまって拍子抜けした。敵対勢力のボスがいる軍と戦争してるんだから、本国から増援来てもいいんでは?とか普通に思ってしまった。

・グラフィックがはっきり言ってショボい。なんだかぼやーっとした背景に薄っぺらい人物絵が描いてある感じ。最初D端子が壊れてるのかと思った。クリアする時まで自分は違和感感じたままだった。wiiなら普通なのかもしれないが、PS3でGT5を同時にやってたので落差が激しすぎた。

・戦闘システム全般。良い点の裏返しだが、結局何らかの攻略法を見出す必要があり、雑魚敵にいちいちコマンド使って戦うのは正直めんどくさい。自分には難解で、最後まで使いこなしている感じがなかった。

・主人公が過酷な過去のわりに善人すぎる。

COMMENT

プレイ時間30時間、クラシックコントローラ使用、32型HDテレビ、D端子接続。
安心できる王道の物語でそこそこ楽しかった。
戦闘システムも自分には合わなかったが、理解が早い人なら楽しいと思う。
できればPS3かXBOXで出てほしかった。グラフィックが美麗とまではいかなくても、
もう少し背景と人物に違和感無い程度ならもっとずっと楽しめたと思う。

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
wiiは苦手さん [2011/03/07 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

○戦闘システム
・ギャザリング(ヘイト集め)やカバーアクション、Z視点といったこれまでのゲームにもあった要素のほか、アクションとコマンドが融合したリアルタイムバトルというように様々な要素が含まれています。これだけの要素を入れて「ゲームとして楽しめる」というレベルまでもっていったことは、非常に苦労のいったことだろうと感じさせられました。
・これまでにも、今回のラストストーリーのような戦闘システムをなんとなく思い浮かべたゲーム開発者もいたかもしれませんが、ここまで形作ることが非常に大きな壁であったと感じています。

○演出
・演出に関しては、所々素晴らしいと思えるシーンがありました。
・ホーンテットマンションのクエストの入り方は、クオリティの高さを感じました。
・また、終盤のダンジョンにて、セイレンとジャッカルのコミカルなやり取りでは、一歩間違えると終盤の緊張感を台無しにしてしまう内容ですが、上手く緊張感を和らげる演出となっていました。こうしたコミカルな演出もいくつか入っていました。
・戦闘中やダンジョンでの仲間同士の会話が豊富で、移動中も飽きさせない工夫は良かったです。
・メニュー画面のところで、シナリオの進行度に合わせ画像が変わるのも変化があって良かったです。

○クエストやイベント
・ホーンテットマンションやクラーケンなど、ダンジョンと結びつくクエストは、豪華さを感じることが出来ました。

○グラフィック
・グラフィックについては、一部見づらいと思える場面もありましたがクオリティは非常に高かったと思います。
・個人的には、ゲームとしては、これくらいのクオリティがあれば十分かなと思います。
・ゲーム始めのメニュー画面や、ゲーム中のオプション画面など、UIがカッコ良かったです。

○着せ替え
・パーツの取り外しやカラーリングなどのアイデアは、今後出るゲームが真似をするのではないでしょうか。

○音楽
・ゲームへの感情移入を高めるために、十分な効果を発揮していました。戦闘シーンの音楽は良いですね。

○オンラインプレイ
・オンラインプレイは、単純に楽しいですね。討伐は、もう倒す必要がなくても、ついついプレイしてしまいます。
・乱闘では、この戦闘システムをよりいっそう堪能できると思います。
・本編中のセリフを自由に設定できるアイデアは、ロビーでの待ち時間のやり取りが楽しくなり良かったと思います。

BAD/REQUEST

○ストーリー
・王道というのは理解できるものの新鮮味が無かったと思います。戦闘システムなど他のところは、新しいところを目指しているもののストーリーは置いてけぼりという印象です。
・仲間が主テーマの1つとなっているので、今回のラスボスの設定は唐突感もあり避けて欲しかったです。
・仲間のキャラクターの掘り下げは、全体的に甘かったです。
・例えば、プレイヤーにとって思い入れも無い序盤のワックの薬絡みのイベントを入れるくらいなら単純にクォークとゾラの因縁めいた関係をもっと深く掘り下げた方が良かったと思います。また、ロッタ絡みのチャプターをいくつも入れるくらいなら、ユーリスやマナミアのようにセイレンやジャッカルに対して専用チャプターを入れるべきだったと思います。
・イラストで出ていた虎の存在も意味不明でした。存在感が薄く、「あえて入れる必要があったのか?」と感じました。
・ゲーム開発に掛けられるリソース(期間、コスト、人)にも限りがあるため、どこを捨てて、どこをしっかりと作り込むべきかといったゲーム全体のデザインが出来ていないように感じました。
・また、厳しい言い方をすると、ゲーム製作者のストーリー作りに限界を感じました。昔と比べクオリティの高くなった映像にも負けず、古臭さを感じさせないだけの王道ストーリーを作るためには、専門のプロや客観的にチェックできる人を入れるべきでしょう。

○戦闘システム
・「よく纏めた」と思う反面、仕方の無いことですが、荒削りな印象も受けます。盛り込まれた要素を絡めて、もっと面白くできるのではという余地を感じます。
・「スラッシュ」は、要素としては面白いのですが、もう少し戦闘の流れの中で、ノリで使えるような簡単の操作で楽しめればと思ってしまいました。Hideの時に違う壁に張り付いたり、Hideしようとしてダイブしたりと、注意して操作が必要なため、決まったシーン以外は、あまり使おうという気になりませんでした。
・Z視点モードでの操作も、バリアするウィザードに射撃するシーンや障害物のマーク選択など、戦闘中に短時間の操作を必要とするケースでは、自分が慌ててしまうせいかもしれませんが、操作しづらかったです。短時間の操作を要するケースに限っては、例えば十字キーでの選択式にするなど、簡易的な操作方法でも良かったと思いました。 
・また、刻一刻と変化する戦況(敵や味方の配置や何をしようとしてるかなど)がプレイする際の重要な要素になるため、リアルタイムに全体を確認できるようなミニ俯瞰図があると良かったと感じました。

○育成システム
・アビリティ要素やスキルは、今回の装備品やレベルアップによる習得といったシンプルな構成でも良いのですが、スキルは多少のカスタマイズ要素が欲しかったです。ユーザの「遊び」の部分が取り除かれた感じがして、物足りなさを感じました。

○街やクエストなど
・街に関しては、正直がっかりしました。もったいないというのが率直な感想です。
・「1つの街を徹底的に作り込む」という考えは面白いと思うのですが、もっと多くの「遊び」が、そこらじゅうに溢れていると思っていました。
・看板にぶつかったり、椅子に腰掛けたり、人とぶつかるとリアクションがあったりというのは、よく作り込んだと思う反面、そこから更に一歩踏み込んで楽しい遊びに結び付けられれば、もっと面白くなったのにと思いました。某洋ゲーに近い街を作ることだけで満足して、そこから先の「遊び」や「楽しさ」の作り込みが乏しいです。
・また、リアルさはあるものの、あまりライブ感は感じませんでした。「時間の経過があり、そしてNPCが時間によって行動し、街が1日の流れによって様々な表情を見せる。そして、今回は島が舞台であれば、 港には日によって違う商船が着港していて、服装や国籍も違う商人が街を行き交ったり・・・」、そんな人々の生活感やゲームの世界の空気感を感じることが出来れば、よりライブ感も増したと思うのですが、中途半端なリアルさだけで街のNPCに愛着を持つことも出来ず、非常に無機質な感じを受けました。
・本編のボリュームがあまり無いため、もう少しクエストというか、本編シナリオ以外の出来ごとや遊びが欲しかったです。特に1つの街を徹底的に作り込むというコンセプトであれば、もっと街で遊べる要素が必要だったと思います。
・他のユーザからも意見が出ると思いますが、逃走イベントはイマイチでした。難易度どうこう以前に、面白くありません。

○フィールド及び自由度
・プレイ前は、フィールドが無くても楽しければ良いと考えていましたが、正直、フィールドの重要性を改めて感じました。
・ラストストーリーをひと通りプレイした後に、何かは分からないのですが決定的な何かが足りないと感じました。明確には分からないのですが、何となくプレイしたときの「閉塞感(息苦しさ)」ではないかと感じています。
・その「閉塞感(息苦しさ)」には、いくつか理由があります。
・フィールドの存在が無くなったことで、街→戦闘の繰り返し→街→・・・という感じのためテンポが速すぎて疲れてしまいました。特に終盤は街にも帰れず、戦闘の繰り返しになってしまい、ちょっとしんどかったです。
・また、意図的に街で遊ぶとかして休まないと、イベント(ムービー)シーンを見る頻度が高くなり、ちょっとクドさを感じました。やはりテンポも重要で、強弱を上手くつけていくことが必要と感じました。全体的に「強」の部分が出すぎていたという印象です。
・チャプター制も「閉塞感(息苦しさ)」を感じさせる大きな要因と思います。シナリオの進行度をユーザに見せてしまうことで、開発者が敷いたレールを歩かされている感を強くさせ自由度が損なわれていたと思います。
・これは単に、シナリオの進行度を知らせるということだけではなく、チャプターに連動してユーザの行動範囲を開発者によって限定されてしまったことが、よりいっそう「閉塞感(息苦しさ)」を高めていました。シナリオの進行により、多少は行動範囲を限定される場面があっても仕方ないのですが、ラストストーリーでは、それが強過ぎた印象です。

○装備品
・着せ替えの仕組みは良かったのですが、着せ替えるための防具が少なかったです。武器はネタ装備が結構ありましたが、防具にももう少しネタ装備が欲しかったです。

○オンラインプレイ
・これから討伐のボスが増えることもあるかもしれないですが、討伐のボス5匹は寂しいです。発売して1週間ほどですが、強いキャラクターが増え、どのボスも苦戦することなく終わるケースが増えています。
・また、ボス戦だけでなく、複数の雑魚戦も交えたミッション型のものも欲しかったです。
・乱闘は、戦士系、魔導師系も踏まえた参加キャラの戦闘バランスは、改善の余地ありと思います。

○闘技場
・気軽に戦闘を楽しむ要素としては良いのですが、単調過ぎて飽きやすかったです。地形や敵が、いくつかのパターンからランダムで変化するとか、飽きさせない工夫が必要と思いました。

○周回要素
・本編のボリュームが少ないせいか、周回要素が入っていますが、難易度設定が大味だったと思います。
・強化武器前提なのかもしれませんが、1週目よりも、苦戦するような敵がチラホラおり、歯ごたえよりも爽快感の方が失われていました。また、武器も強化が出来すぎると思います。オフラインだけでなく、オンラインの討伐も瞬殺出来るようになり、悪影響が出ていたと思います。

COMMENT

クラコンにてプレイ。

昨今のゲーム業界は、安定した売り上げを狙うために、続編物が多くなったり、新しい要素を盛り込んだ挑戦的なゲームというものが少なくなっていると感じています。
そんな中で、ラストストーリーのような新しい挑戦をしたRPGの誕生というのは、1人のゲーマーとしては歓迎しています。
しかし、新しいRPGを目指した反面、荒削りな印象を受ける部分も多々あります。

特にラストストーリーは、事前のプレゼンや社長が訊くに加え、ゼノブレイドやレギンレイヴといったコア向けの任天堂ゲームの出現により発売前から非常にハードルが上がっていたと感じています。
そのため、プレイ後のがっかり感も大きいものではありましたが、可能であれば、今回の荒削りな部分をブラシュアップし、更に進化したRPG作りに繋げて欲しいと思います。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
ひよこさん [2011/02/07 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

・戦闘システム
主人公の能力で敵をひきつけてパーティーの魔法使いに魔法を撃たせ魔法の着弾点に出来る魔法サークルを主人公の風魔法で拡散させるという目新しいものでよかったです。

・グラフィック
あくまで「wiiにしては」というレベルですが良いです。細かいところまで作りこまれている(壁、地面など)と感じました。

・音楽
どれも良質のものとなっていますが特にオープニングテーマ、戦闘曲、街のBGMは印象的でした。

・オンライン
乱闘が面白い。ボイスが豊富で楽しい。

BAD/REQUEST

・ムービー
他の方も書かれていますが量が多すぎます。

・オンライン(討伐)
敵の種類が少ない。強化武器で挑むと簡単に終わってしまいます。

・キャラクターの動き
若干遅く感じました。もう少しきびきび動けたらもっと良かったんじゃないかと思います。

・ダンジョン内での会話
パーティーメンバーはダンジョン内を進む時も良くしゃべります。これはいいことなんですが話の途中でイベントが始まり、聞けずじまいだったなんてことがありました。会話のログのようなもので確認できたらよかったんじゃないかと思います。

COMMENT

wiiらしくないゲームであり多くのことに挑戦したゲームだと感じました。
中でもやはり戦闘システムは秀逸で新鮮でした。
音楽も聞き応えのあるものばかりなのでサントラCDが欲しくなります。
周回プレイを前提としているので武器の強化など2周目も楽しめると思います。

全体的にはクオリティの高いゲームであると思うので買って損するようなことは無いと思います。
基本システムを受け継ぎ、不満点を修正、改善した次回作「ラストストーリー2」を期待します。

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
つっつんさん [2011/02/11 掲載]

このレビューはオススメ?はい いいえ



レビュー投稿フォーム

THE LAST STORY [ラストストーリー]
レビュー投稿フォーム

−レビューを投稿する前に− 

『レビューについて』(別窓)を必ずお読みください

レビューをご投稿して頂ける皆様には心より感謝しております。
あらかじめ下記掲載基準のご確認をよろしくお願いいたします。

  • プレイしたかどうかを問われるレビューや他の方のレビューに対する意見が大半を占める場合などは不掲載となります。また、「グラフィック」や「熱中度」など点数項目を列挙して、その部分にのみコメントを書かれるのは、レビューされる部分が限定されてしまうためできるだけお控えください。
  • 明らかな誤字や脱字、意味のない著しい改行、“w”や顔文字の多用は当該部分に限り修正させていただく場合があります。なお、それらの修正でレビュー文の趣旨が異なってしまう場合は掲載を見合わせていただいております。ご了承ください。
 「通りすがり」「匿名」「名無し」などは非掲載
(任意)

総評。使用コントローラやプレイ環境なども是非ご記入願います。

点数に関する注意事項
  • 基本は1〜4点となっており、0、5点は特別点でその点に至った説明が必要となります。また、すべて4点や1点などの場合も、相当のレビュー文がなければ掲載を見合わせていただいております。
  • ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断でポイントを付してください。
  • キャラクターが魅力的
  • 萌えキャラがナイス!
  • グラフィックが優れている
  • 中古ショップなどで安価で入手可能
  • ストーリーがよく練られている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • 対戦が燃える!
  • 協力プレイで盛り上がれる
  • 音楽・サウンド効果が優れている
  • 原作物で原作ファンにオススメ
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 残酷な内容…
  • わかりやすい内容・操作性
  • めちゃくちゃ難しい難易度
  • とにかく退屈な内容…
  • このソフトこそ「傑作」にふさわしい!
  • 是非続編を出して欲しい!
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • Wi-Fiとの相性がバッチリ!
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • とにかく簡単な内容
  • 選択しない

−掲載までの日数など−

掲載所要時間(掲載数の少ないタイトルを優先掲載中):通常3〜14日、最新作1〜3日







サイト情報

★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。
レビュー更新情報(17/06/08)
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
レビュー更新情報(17/03/28)
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
レビュー更新情報(17/03/05)
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
レビュー更新情報(17/03/04)
幻影異聞録♯FE (1件)
レビュー更新情報(17/02/02)
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
レビュー更新情報(16/10/24)
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
レビュー更新情報(16/10/22)
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)