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428 〜封鎖された渋谷で〜

428 〜封鎖された渋谷で〜
発売元 セガオフィシャルサイト
発売日 2008/12/04
価格 7,140円(税込)
レーティング C / 15才以上対象 (CERO について)
タギングトップ3    
タイトル概要 サウンドノベル / 1人用
クラコン 対応
スクリーンショット
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スコアボード

428 〜封鎖された渋谷で〜評価ランク
総合ポイント
83
難易度
2.04
レビュー数
80

スコアチャート 428 〜封鎖された渋谷で〜レビューチャート

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70-79
32.5%
80-89
31.3%
90-100
【60点以上】
91.3%
【標準偏差】
14.76

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 3pt 5pt 4pt 2pt
総合点
80pt

GOOD!

・独自のアイディア。実質的前作にあたる「街」は、独立して進行する各主人公の物語がときどき交錯し、意外な形で影響を与えあうという作品だった。「428」ではそれとやや異なり、一見まったく無関係と思える主人公たちが、実はみな一つの大事件の渦中にあって……という内容になっている。前作と単純に同じことを繰り返さず、新しい趣向に挑んだ点を評価したい。

・ストーリーの面白さ。序盤はややスロースターター気味ながら、コミカルな描写が効果的で飽きるということがない。その後、事件の全体像が見え始めてからは一気にシリアス展開へ移行。特筆すべきはラスト2時間で、誇張抜きで良質のサスペンス映画を思わせるほどの緊張感に満ちている。

・登場人物。主人公たちは全員個性的で、中には少しとっつきづらそうな人物もいるが、やがては彼らにも相応の魅力があることが明らかになってくる。主人公のたどる運命に一喜一憂できるのも、好感の持てる人物造形あればこそだ。また、主役・脇役問わず年配の男性キャラクターがそれぞれ陰影に富んだ描かれ方をしていて、ストーリーに重みを与えているのも印象的だった。

・入念なストーリー構築。非常にスケールの大きな物語でありながら、物語全体の整合性にも十分に配慮されている(もちろんフィクションである以上、「それはちょっと無理がないか?」という部分もあるのだが)。また、意外な展開につながる伏線も随所に張られており、読み直してみて感心した。

・ルールの明確さ。本編中では「ある主人公の行動が別の主人公に影響を与え、その結果バッドエンドになる(もしくはストーリーが先に進む)」という構図が徹底されていて分かりやすい。その上「主人公同士で干渉するのは、同じタイムエリアの間のみ」という制限も明示されているから、フラグを探して延々と試行錯誤を繰り返す必要がない(ただし、エンディングについて悪い所も参照)。

・ボーナスシナリオ。本編との関わりを意識しつつ、各シナリオ独自の世界を展開していて楽しめた。特にボーナスシナリオ2については、どんな突拍子もないストーリーが繰り広げられるか戦々恐々としていたら、意外にも穏当かつまとまりのよい内容に仕上がっていて、気が抜けるやら感心するやら。ボーナスシナリオ1も含めて、作家の持ち味発揮という面ではやや抑え気味だったが、好き勝手やった結果エログロスプラッタ祭りと化した「かまいたちの夜2」のことを思えば、これで正解だろう。

・グラフィック。静止画は非常に豊富な枚数が用意されており、俳優の演技も臨場感がある。動画は重要なシーンで効果的に使われているだけでなく、タイムエリアクリアごとに流れる「予告」もよくできているから、ついつい先が知りたくなってゲームを続けてしまう。また細かいことになるが、ストーリー進行に伴う外見の変化まで主人公選択画面に反映されているのは面白かった。

・音楽。通常のBGMは、一般的なゲーム音楽と比べると脇役に徹している感があるものの、盛り上げるべき場面ではきっちり盛り上げてくれる。ボーナスシナリオの曲も、それぞれに個性が出ていて印象的。また主題歌については、ちゃんと本作の世界観を踏まえた歌詞になっていて、エンディングで流れるのを聞いていると、とても感慨深かった。

・操作性。Wiiリモコン縦持ちの片手操作が、意外なほどサウンドノベルというジャンルにマッチしていて驚かされた。プレイに必要な機能を適切に各ボタンに割り振っており、この上なく快適。下手にポインタなどを使っていないのもよい。タイムチャートでは、選択肢やJUMPの存在がアイコンで示されており、さらに当該地点から直接ゲームを再開できるのもありがたかった。バッドエンド回避・収集の手間が大きく軽減されている。

・ロード時間にストレスを感じることはまったくなかった。またオートセーブ機能をオンにしておくと、意識しなくても適切なタイミングでセーブしてくれるため有用。

・チュートリアル。冒頭では、ゲーム進行についてゼロから手取り足取り懇切丁寧な説明がなされ、適切なところで「あとは自力でどうぞ」と放り出される(もちろん最初からオフにもできる)。この周到な配慮は、他のゲームも見習ってほしいくらい。

・「街」をはじめとする過去作品への言及や、ネットスラングなどの扱い。分かる人は思わずニヤリとしてしまうし、知らない人はそのまま流しても問題もないという、さりげない使い方でよかった。

BAD/REQUEST

※クリア後要素の少なさ。ボーナスシナリオはせいぜい中編、隠し要素であるスペシャルエピソードなどに至っては、数こそ多いものの個々の長さは掌編や短編程度しかない。また、それらのシナリオは選択肢なしの一本道で、メインのシナリオと完全に独立しているのも物足りない。内容的にはそれぞれ気が利いていて悪くないのだが。できればクリア後に、本編の流れとはやや距離を置きながら並走して干渉しあう、「街」の「青ムシ抄」のような(作風ではなく位置づけの面で)ストーリーが出現するとよかった。

・隠し要素発見の難しさ。中古対策のつもりかとにかく分かりづらくなっていて、自力で発見しようとすれば偏執的なプレイが不可欠。そのような苦労を強いられるわりに、上記のとおり、出現する隠し要素の内容自体は大したものではない。よほどこだわりがない限り、素直に攻略情報に頼った方がよいだろう。私もそうした。

・エンディング分岐の難しさ。この部分では、本編中のバッドエンドのように主人公の具体的な行動によって結末が左右されるわけではないため、それまでとは勝手が違って戸惑うこと必至。もちろんヒントもない。ボーナスシナリオ出現の条件でもあるのだし、ストーリーの中でもう少し手がかりを与えて、達成しやすくすべきではなかったか。

※ストーリーの収束。ラスト付近になると、主人公同士が緊密に連絡を取り合って事件解決に挑むという、よくある複数視点型アドベンチャーゲームと化してしまう。もちろん、この構成なくして終盤のサスペンスはありえなかったわけだけれど、意外な人物の行動が窮地の突破につながるというような形で、序盤の雰囲気も残してほしかった気がする。

・主題歌とそのアーティストが作中に実名で登場し、主人公の1人は彼女のファンという設定なのだが、異様なまでに美辞麗句を並べて太鼓持ちに徹しているため、なんだか気持ち悪い。せっかくの素晴らしい曲が、これではひいきの引き倒しではないか。

・快適さの面では、ゲーム中の動画がスキップできないこと、テキストログからの再読が特定地点からしかできないこと、主人公選択画面からバッドエンドリストが開けないことが不満だった。

COMMENT

個人的に思い入れの深いゲーム「街」の実質的後継作。そのため発表の時から注目してはいたものの、近年のチュンソフト製サウンドノベルがややパッとしなかったこともあり、正直なところ「街」の単なる縮小再生産、劣化コピーに終わってしまうのでは、との懸念が捨てきれないでいた。

そんな中で発売された「428」は予想に反し、当初の不安を一掃してあまりある力作だった。基本的には「街」のコンセプトを継承する一方、新たな試みも果敢に盛り込んで独自の世界を作り上げており、プレイアビリティへの配慮やチュートリアルといった細かい部分にもぬかりがない。私はスタッフの意気込みに脱帽しつつ、己の不明を恥じるほかなかった。

ということで、サウンドノベルファンは何を措いてもプレイすべき作品。そうでない方も一見の価値はあるから、公式サイト等の紹介映像を見て、興味を持ったらぜひ手に取ってみてほしい。Wiiリモコンとサウンドノベルの相性は抜群なのだし、今後もチュンソフトが、あるいは他のメーカーが新作を発売してくれれば、と願っているのだが……。

余談として、悪い所で「※」を付した項目について。プレイされた方はお気づきかと思うが、実はこれらの問題点を解決する要素が、ゲーム中にはしっかりと用意されている。TIPの中でのみ語られる「○○○」の物語のことだ。これが「もう1人の主人公」としてシナリオ化されていれば、本作はさらに完璧なゲームに仕上がっていたのではないだろうか。

Wiiリモコン(縦持ち)使用

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
TextAdventureFreakさん [2008/12/26 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
80pt

GOOD!

 シナリオがよく出来ている。物語がクライマックスに近付くにつれ、続きが気になってしかたがなかった。
 
 デジタル化によって撮影が楽になったこともあり、映画との差が縮まった。良いグラフィックもとい良い写真であった。

 サウンドノベル、それに類似するゲームは数あれど、ここまで快適にプレイできるものは少ない。

 音楽に力を入れたと言うだけあって耳に残る曲が多かった。

 サウンドノベルにも関わらず、ちゃんとゲームしていること。他者への影響を推理する醍醐味は、このゲームならでわ。
 群像劇は数あれど、小説でも映画でも出来ないゲームだからこその楽しさがある。

BAD/REQUEST

 文章スキップ・バックログが、細かく分けられているとはいえ部分単位なのこと。若干とはいえ同じ文章を数回読む羽目に。
 基本快適なため、小さいストレスも大きく感じてしまう。

 ボリュームは十分だが「街」に比べ、やはり主人公が8人から5人に減ったのは残念。

COMMENT

 前作とも言える「街」は、当時の実写への抵抗が非常に大きかったせいか、他のサウンドノベルに比べて売上は非常に残念なものでした。
 実写のようなグラフィックのゲームが増えた昨今、実写そのものへ対する抵抗は減ったのかでしょうか?

 428も「街」同様非常に面白かったので前作以上は売れてほしいです。でないと続編出るまでに、また、10年待つことに…

プレイ時間:30時間以上40時間未満(クリア済)
けめじさん [2008/12/26 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
80pt

GOOD!

・登場人物
 脇役も含め、個性が強く魅力的な人物ばかり。演者は俳優だけでなく、モデル、ミュージシャン、外国人タレント(?)なども多数登場しますが、サウンドノベルなので、演技や日本語の良し悪しを一切気にせず物語に入り込めます。

・ストーリー
 まず文章が読みやすい。そして目的が明確なので、頻繁なザッピングや二転三転する状況を迎えても混乱せずに読み進められます。未プレイの人の邪魔にならない程度に「街」の気配が散りばめられているのも嬉しいところ。

・システム
 過去ログの読み返しや既読部分のスキップなど、ノベルゲームの基本は抑えています。さらにいつでも入れるタイムチャートと、分岐やジャンプポイントが明確になるアイコンの存在で、本作のウリであるザッピングがストレス無く行えます。

・BGM
 雰囲気作りにおいて大きな役割を担っています。耳に残るメロディが多く、繰り返し聴いても飽きません。

BAD/REQUEST

・唐突なEND
 ストーリーがひとつの大きな事件へと収束していくので、主人公の中には結末を見ずに「END」を迎える人物がいます。その後も出番はあるので不満というほどのことでもないですが、やや唐突な印象を受けました。

COMMENT

サウンドノベルは久しぶり。やはり小説やドラマとは違った魅力がありますね。プレイ時間は短めですが、クリア後には作品世界が好きになり、十分な満足感を得ることができました。難易度は高くないので初心者にもオススメできると思います。

プレイ時間:10時間以上20時間未満(クリア済)
masaさん [2011/06/16 掲載]

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オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 5pt 4pt 4pt 3pt 2pt
総合点
79pt

GOOD!

それぞれのストーリーが繋がるのは面白いと感じました。

誰かの行動が他の人に迷惑をかけてバッドエンドになったり、結果的にはいいかもしれないけどもやっぱりそれじゃ駄目ということでバッドエンドであったり、でもそこまで複雑ではなかったです。


中でも一番良かったのが音楽でした。
ここまでサウンドトラックがほしいと思ったのは初めてでした。
「泣ける音楽」や「純粋な音楽」がたくさん詰まっていると思います。
ボーナスシナリオの予告編の音楽も好きだし、最後の音楽とかも好きでした。
まぁ、ネタバレかもしれないのであまり言えないですが。


そして、役者さんの表情・・・実際に演技している中でとったみたいでそれぞれの役者さんがすごい好きになりました。
そしてそれぞれの写真がすごく鮮明で綺麗でした。


ストーリーも完璧だなと思いました。
1度ならず2度までも裏切られるようなストーリーで杖の男だったり、まるでその人物と同じような気持ちになりました。


難易度的には、こういうアドベンチャーは10年以上しっかりとやったことなかったですが、これは簡単でもなく難しくもなく、でもバッドエンドの時にヒントも出るので初めての人でも面白く遊べるんじゃないかなと思います。

BAD/REQUEST

スキップ機能があればよかったと思いました。
場合によっては同じシーンを2度、3度と見なくちゃいけないのが少し苦痛でした。

本編に思い入れがあっただけにクリア後のおまけがもう少し充実してほしかったです。
『バッドエンドを出す為のヒント』や『それぞれの次の日』みたいなのが見たかったです。

ムービーシーンがもう少しあればよかったかなと。

それ以外は特にありません。

COMMENT

まぁ、悪いところも書いたけど・・・正直言うと、予想していたものの上を絶対に行っていました。

「Wiiを持ってるならやるべき!!」「Wiiを持ってなくても買ってやるべき!!」といいたいぐらい最高のゲームでした。
ファミ通で満点を取ったのもわかる気がします。

Wiiを買って後悔している人にはオススメします!


ただ、一つだけ言いたいことがあるとするならば・・・続編、もしくは映画化みたいのを期待したりして(笑)

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
マクウェルさん [2009/03/29 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
2pt 5pt 4pt 5pt 4pt 3pt 1pt
総合点
78pt

GOOD!

■グラフィック
PS3や360も持っているため、Wiiのグラフィックはしんどい。
他のゲームをやっていて、そう感じる事が多いのだが、このゲームは実写。
そして、限りなくHD画質に近い鮮明な画像。
地デジやハイスペック機に慣れた人ですら、不快感を感じずにプレーできるのは大きなプラス。

■音楽
サウンドノベルと言うと、音楽が弱さが常に気になっていた。
かまいたちシリーズ、オトギリソウ、イマビキソウ、街などなど。
出来の悪いゲームミュージックが原因で、
所詮ゲームだな・・と冷めてしまう事がが多かったが、428は違いました。
どの曲も素晴らしく、物語に没頭する事が出来ました。

■熱中度・満足度
シナリオの面白さが全てです。4日ほどで一気にクリアしてしまいました。
シナリオが全てのゲームですから、中身は言えませんが、
複線が多く、驚きの多いシナリオです。
シナリオの出来は、過去のノベルゲーと比較してもNO1だと自分は思いました。

BAD/REQUEST

■オリジナリティ
遥か昔のPCゲからあるザッピングシステム。
複数の視点から物語を見るという点は面白いが、
単一視点のサウンドノベルより、シナリオ進行の手間ばかりが増えて面白くない。
また、BADENDがどれもこれも唐突で意味不明な点や、KEEPOUTが多すぎる点も、
作業感を感じさせる大きな原因かもしれない。

ゲームオーバーを避けながらの必死のフラグ立て。
システム的にそういう印象が強く、褒められたものではないと思う。
ゲームである事に拘り過ぎではないだろうか。シナリオを楽しむ上で邪魔でしかない。

COMMENT

名作です。
某芸人の方も言っていましたが、
クリアした事を後悔し、喪失感すら感じてしまう程のゲームです。

正直言って、自分はWiiを買って後悔していました。
昔からあるような任天堂ゲームくらいしか遊べるのもが無く、
たまに他のゲームを買っても全く面白くない。
発売日にハードを買ったのに、気がつけばVCくらいしか遊んでいませんでした。
が、その後悔も428をプレーして一気に吹っ飛びました。

ハードを買ってでもプレーするべきだと思いますし、
ハードを持っているならプレーしないと損だとすら言えるレベルのゲームだと思います。

プレイ時間:10時間以上20時間未満(クリア済)
ウォーレンさん [2009/03/02 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 2pt 5pt 4pt 3pt 2pt
総合点
78pt

GOOD!

・シナリオ
熱中度を5点にしたのは、やはりシナリオの、惹き付ける魅力です。
「やられた!」「一本取られた!」の連続。
多少の狙いすぎな感もあるが、そのどんでん返しに面食らったり、ストーリーその物の質は賞賛に値するものだと思います。
プレイしている内に、嫌いだったキャラがいつの間にか好きになってたり、悪役に本気でムカついてきたり…。
ただ読ませるだけでなく、感情移入しっぱなしの素晴らしい出来です。次の展開が見たくて、止め時を見失ってしまう程の魅力は「街」同様に強いモノがあります。

・システム
他の主人公と比較しやすいタイムチャート、そのデザインやサウンドもオシャレだったり、格好良かったりで、その丁寧な作りには好印象です。

・キャスト
実写ゲームで肝となる、役者の起用。
「街」同様に、有名すぎないキャストには一安心。
多少、顔も名前も売れている人も見受けられますが、不満は一切ありませんでした。
「街」に出ていた方も何名かいるが、その辺はファンへのサービスでもあると思います。そこには僕もニヤリとさせられました。
気付く人は気付くような配役(都知事が元・週刊ファミ通編集長など)もありましたね。こういう遊び心ははやり嬉しいものです。

・ボーナスシナリオ1
「かまいたちの夜」でお馴染みの我孫子武丸氏によるシナリオ。
本編で泣くような事はなかったのに、このシナリオでは泣いてしまった。
話の本筋は、いわゆるベタだし、展開も読めるのについ涙してしまったのはさすが我孫子氏。本作の評価を上げるほどの仕事をしていると思います。

BAD/REQUEST

・ボーナスシナリオ2
他の方も書いてらっしゃいますが、やはりコレは悪い意味での蛇足。
…と言うよりは、チュンソフトやセガへの不満ではなく、製作担当のTYPE-MOONへの不満と言ったところでしょうか。
パソコンのアドベンチャーゲームにありがちな、無駄に長いテキストや、その言い回しなど。
やけに回想が多かったり、格好付けた回りくどい文章に辟易しました。「また回想か!」と何度もゲンナリさせられてしまいました。
シナリオの内容如何の問題でなく、本作品には不要かな、と思います。

・サウンド
効果音はかなりこだわっているなと思いましたが、BGMがどうしても希薄と言うか、印象が薄いです。
場を盛り上げる効果としては生きてますが、例えばこのゲームのBGMを全く別の場所で聴いたとしても気付かないんではないかと思います。それくらいに印象が薄いです。もう少し頑張って欲しいトコです。

・ボリューム
おもしろさのあまり、一気にプレイしてしまったせいもありますが、どこかボリューム不足にも感じます。
「かまいたちの夜3」ほどではありませんが、ボーナスや隠し要素よりも、本編をもう少し強化してくれていても良いんじゃないかなぁ、と。まあ、コレは個人的な要望でしかありませんが。

COMMENT

さすがチュンソフト、と言ったところでしょう。
セガも職人気質なイメージの強い会社ですから、チュンソフトの意思を理解し、相性も良かったんではないかと思います。

しかし、セガチュンプロジェクトも契約終了となってますし、こういったゲームは売り上げ等の回収が見込めない事もありますから、続編や次の実写サウンドノベルは、恐らくかなり待たされる事になるでしょうね…。寂しい限りです。
しかし、チュンソフトのサウンドノベルは(個人的には特に実写を)これからも作り続けていって欲しいものです。

テキスト系が苦手とか、サウンドノベル未経験の方にオススメはしません。
飽く迄も「こういうゲーム好きだ」と言う方にやって欲しいゲームですね。
できれば「街」をやってからお願いしますw

プレイ時間:40時間以上60時間未満(クリア済)
レツさん [2009/09/06 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
4pt 4pt 4pt 4pt 3pt 4pt 2pt
総合点
75pt

GOOD!

評判通り良い出来のゲームでした。

サウンドノベルは「かまいたちの夜」のみで、経験も少なく、実写ということもあり暫くは敬遠していたのですが、ここでの評判のよさからプレイしてみました。

内容は実によかったです。本当にやめ時を失うシナリオに睡眠不足になりました。
5人の主人公(もしくは脇役)も良い意味で個性的で見ていて飽きないです。
各俳優さんも役に実にマッチしており引き込まれるつくりに脱帽。

個人的にはここ数年で最大のヒット作だと思います。

BAD/REQUEST

ボーナスシナリオと本編のギャップに驚きました。
ボーナスシナリオ2を収録しなくてもよかったのでは?
本編の延長でプレイすると興ざめするのですが…。

428本編と別物で考えればありかな?

COMMENT

「24」とか好きならハマルと思う。wii持ってるなら買うべきソフト。
始めてゲームのテーマ曲も買ってしまいましたよ。

プレイ時間:わからない(クリア済)
ibukiさん [2009/02/05 掲載]

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このレビューだけを表示する  127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ グラフィックス 音楽 熱中度 満足感 快適さ 難易度
3pt 4pt 3pt 4pt 4pt 4pt 2pt
総合点
75pt

GOOD!

サウンドノベル好きです

街もやったのですが街は主人公同士で話が違うため
途中でつまんない主人公もいたのですが
今回の428ではみんなでひとつの事件を違う視点から見ていくため
一気にだれることなく出来ました

また話としてもとても面白くやってみて損はないゲームだと思います

BAD/REQUEST

特に悪いとこはないと思います

個人的なこととしましてはWiiなんだからもっと
ボリュームが欲しかったかなってぐらいです

COMMENT

まぁトータルとしては大満足です

さすがチュンソフトさんって感じですね
これからもサウンドノベルを作っていって欲しいです

プレイ時間:20時間以上30時間未満(クリア済)
レイさん [2009/07/14 掲載]

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428 〜封鎖された渋谷で〜
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