Xenoblade(ゼノブレイド)
発売元 | 任天堂(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2010/06/10 |
価格 | 6,800円(税込) |
レーティング | B / 12才以上対象 (CERO について) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG / 1人用 |
スクリーンショット (クリックで拡大) |
|
【 Amazonレビューも参考にどうぞ 】 |
スコアボード
- 総合ポイント
- 90
- 難易度
- 2.30
- レビュー数
- 114
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
95pt
GOOD!
▼設定
・ストーリーは王道ですが、
そろそろエンディングかな?と思ってから二転三転し、
最後では、しっかり驚かせてくれます。
かといって、裏切られる事はなく、すべて納得できる繋がり方で、
面白いだけでなく、これだけしっかりまとまったストーリーも珍しいのでは。
・未来視(ビジョン)に関して、
ネタバレの何が面白いんだ?とやる前は思っていましたが、
ストーリーでは「なんでそんな未来になるの!?どうやってなるの!?変えられるの?」
と、逆に気になるようになり、そのおかげで常にモチベーションが保たれ、
バトルでは「そんな攻撃来たら死んじゃう!どうしよう!」と緊張感が出て単調にならず、
アイテムでは売っていいアイテムか将来必要なアイテムかがわかるなど、
一つのシステムが、すべてに絡んできて、
どれも良い方向に生かされして、これは面白い!と思いました。
・ただのワールドマップではなく、
巨神と機神の上というのは斬新。
神の上から見渡した世界は、圧巻の一言です。
・キャラクターは、どれも愛せます。
得にダンバンさんは、ベジータの声も相まって、
すべてのイベントがかっこよすぎます。
▼グラフィック
・世界が美しすぎます。
次世代機の、「解像度が高くて綺麗」とはわけが違います。
解像度ははっきり言って低いです。
魅せ方だとは思いますが、ここまで美しくできるものなのかと思いました。
しばらく立ち止まって、時間変更、カメラグルグルは基本です。
雷で機神が背景に不気味に浮かび上がる瞬間なんて、
イベントシーンでもなんでもない、ただのリアルタイムなのに、感動してしまいます。
・シーンがかっこよすぎる。
これまた、魅せ方がうますぎます。
グラフィックが綺麗なだけのゲームとはわけが違います。
良すぎるために生まれる不満もありますが。(後述)
・装備がキャラグラフィックや
シーンにもしっかり反映されるのは、
最近はあたりまえになってきましたが、
やはり愛着が沸いて楽しいと思いました。
▼システム
・とても広く、美しい世界なのに、
すべてシームレスで繋がっています。
バトルももちろんシームレスで、
テンポが崩れることがありません。
・スポット(秘境やランドマーク)を見つける事によって、
経験値を得る事ができます。
これにより、広い世界を歩かされるのではなく、
むしろ自分の意思で歩き回りたいと思えるようになります。
・どこでもセーブでき、
どこでもワープできる。
もうこれがないと、物足りなくなってしまいました。
・バトル後は自動で回復します。
かといって、ぬるく感じる事はなく、常に必死です。
このゲームの後に他のゲームをすると、
回復アイテムってストレスにしかならないと思いました。
・戦っていないキャラでも、経験値が入るのは素敵です。
レベルを上げる為だけに、メンバー変更させるのは、
苦行以外のなにものでもありません。
・アーツ(特技)が、MPとかを気にせず、ガンガン使えるのが良いです。
あるのはリキャストタイムだけです。(再度使えるまでの時間)
これで慣れてしまうと、MPがあるゲームがストレスにしか感じません。
・キズナシステムによって、
メインキャラだけでなく、
町の人達も、すべて繋がりがあって、
世界が生きているように感じます。
・クエストは基本的に何が面白いのかわからない“おつかい”なのですが、
そこにキャラクターの背景や、他のシステム(キズナや町の復興)が加わるので、
うまく作業感が緩和されていると思います。
▼ボリューム
・クエストを無視して、
普通にストーリーを追ってクリアするだけで、
僕は70時間を超えました。
それも、作業的に、ダルさを覚えながらではなく、
常にモチベ、テンションが高いままでの、
夢のような70時間でした。
それに加え、さらに膨大な量のクエストや、
ラスボスよりもはるかに強いモンスターが世界中にわんさか。
すべての秘境、キズナトークやコレクション等、
倍の時間を費やしてもまったく終わりそうにないほどの、
中身のあるボリュームです。
▼音
・BGMは、ほんとにかっこよいものが多いです。
また、それだけでなく、使いどころが素晴らしいです。
何度鳥肌が立ったかわかりません。
ゲームサントラ好きには堪らないと思います。
・声優陣が豪華です。
シーンのクオリティが高いのも、
声優さんの力も大きいと思います。
声優さんが違えば、
このゲームの魅力はぐっと下がったと思います。
・バトル中、とにかく喋りまくっています。
うるさいと思われる方もいるかもしれませんが、
とにかく一体感や、臨場感が半端ありません。
常に気遣ってくれたり、奮い立たせてくれたり、
作業的になりやすいバトルを、とても充実したものにしてくれました。
これによって、一人でゲームをする寂しさも解消してくれます。
素晴らしいです。
BAD/REQUEST
▼グラフィック
・背景が素晴らしいのに対し、
キャラクターの造形が残念としか思えません。
特に気になるのは主人公とヒロインです。
むしろその他のキャラは気になりませんでした。
なので、Wiiだからだというわけではなく、
単にクオリティの問題だと思います。
サブキャラならまだ良いのですが、
メインキャラが雑なのは、本当に悔やまれます。
▼メニュー回り
・ここだけなぜかレスポンスが悪いです。
そのほかが良いだけに、もったいないとしか言いようがありません。
・ソートやカーソル位置がリセットされるなど、使い勝手が悪いです。
・装備品を購入や装着する際、
いちいち比較がめんどくさいです。
もう少し一覧でわかるようにするや、
最強(最適)装備が1ボタンでできるようにしてほしかったです。
・キャラビューアーがあるだけで素敵なのですが、
カメラ操作がちょっとやりにくかったです。
回転とスライドは、同じカメラ操作でできるようにしてもよかったのではと思います。
・物を売る際、数種類のものを一度に売れるようにしてほしいです。
1種類ずつ売るのがめんどくさいです。
・ジェムクラフト
システム自体は面白いのですが、
一個ずつしかクラフトできないのが、時間かかりすぎます。
もっと簡単に、一気に複数クラフトできるシステムがほしかったです。
こまめにしないと、一回のクラフトだけで1時間以上費やすこともありました。
せっかくのシステムが、苦痛にしか感じませんでした。
▼システム
・アーツ書は、入手した時点で習得してほしいです。
使わない必要性はないはずです。(売るくらい)
また、アーツ書は、持っているか、習得していたら、
売り切れ状態にするなど、買えないようにしてほしいです。
一応「習得済みですが、よいですか?」とメッセージが入りますが、
そもそも二重で変える必要があるのか?と思います。
・コロニー6の復興
基本お使いなので、めんどくさいの一言です。
もう少し、発展させるのが面白くなる仕組みがほしかったです。
・敵を倒した後、他の敵がいる場合、
自動でロックオンしてほしかったです。
毎回Cボタンを押さないといけないのがめんどくさいです。
・キズナトークは、1週目はほとんど見れない気がします。
メンバーにさえいれば見れるようにし、
トーク内容によってキズナが変化するほうがよかったです。
せっかく面白いのに、やりこみ要素にしてしまっているのがもったいないです。
・クエストに関していくつか。
クエストは一回で引き受けたいです。
何回も聞き直させるのは誰得?
クエストで会いに行く
名前のある人へは、
会いに行く(ワープで)事ができるようにして欲しいです。
どこに誰がどの時間にいるとかわからなさすぎる。
せめて誰が何時にどこにいるかは知りたい。
クエストのターゲットには
何かアイコンを表示してほしいです。
(戦国無双のように)
とにかく探すのが苦痛でしかありませんでした。
▼その他
・二週目は作業でしかありません。
二週目でやりたいことといえば、
1週目でやり残した事だけなので、
ストーリーを繰り返すより、自由に世界を飛び回りたかったです。
・タイトル
終わってみて、ゼノシリーズにする必要はあったのかと思います。
モナドシリーズにして、システムまわりを改善して是非2がほしいと思いました。
▼要望
・シーンが良すぎたので、
後でいつでも見返せるようにしてほしかったです。
一回だけなんてもったいない!
(二週目はめんどくさい)
・世界がとても美しいので、
フォト機能がほしいです。
アルバムとかあったり、
ポーズが取れて、キャラのキズナレベルによって、
ポーズが変わったりすると、より愛着が湧いたのかなと思います。
・乗り物がほしかったです。
バギー的なものと小型ヘリ(飛空艇ではない)的なものが。
世界を歩きまわるのは楽しいものの、
どうしても最後はめんどくささが残ります。
また、ワープではなく、美しい世界を駆け回りたいので、
別にキャラが超高速で移動できるようになったり、
空を飛べるようになってもよかったです。
2週目でこれがあるとよかったかも。
・モンスター図鑑がほしかったです。
特にユニークモンスターは、
そういうものがあったほうが、コンプリート魂に火をつけます。
・BADの点を改善して、完全版を出してほしいと強く思います。
とても良いゲームなだけに、非常にもったいなさすぎます。
こんな時、任天堂でなく、某社だったらどれだけよかったかと思います。
COMMENT
【評価説明】
▼オリジナリティ 5点
巨神と機神という世界観
未来視システム
これはやられたとしか思えません。
▼グラフィックス 4点
背景の美しさ、
シーンのかっこよさだけで言えば、文句なしに5点です。
主人公、ヒロインの造形だけが、非常に本当にもったいなく、
−1点とさせていただきました。
▼音楽 5点
その場の空気が伝わってくるような情緒的な曲、
魂が震えるほどかっこいいロックな曲、すべて揃っています。
微妙な曲を探す方が難しいと思います。
使いどころも相まって、文句なしの5点を付けさせていただきます。
▼熱中度
世界観やキャラクター、音楽、システム…
そのすべてが相乗効果を成して、
70時間もの間を、まったく途切れさせてくれることはありませんでした。
言うまでもなく、熱中度は5点です。
▼快適さ 4点
どこでもセーブやどこでもワープ
自動回復等の新設設計に関しては、5点を付けたいくらいです。
が、メニューまわりがどうしても使い勝手が悪く、
改善余地の意味を含めて、−1点とさせていただきました。
【まとめ】
クリアしてからも、この世界にもっと浸っていたい。
プレイして、本当によかった。
そう思えるゲームでした。
特にシステム回りに関しては、
このゲームの後に他のゲームをやると、
すべてが苦痛にしか思えなくなるほどです。
是非、すべてのゲームが真似してほしいと思うほどです。
BADもいろいろ書きましたが、
好きだから細かい所が気になるという、例のあれです。
総合的で見れば、めちゃくちゃ好きってのが本音です。
ただ、さんざん褒めておいてなんですが、
匠が、安い道具と素材を使って、その中で完成度の高いものを作り上げた感が強いです。
もし、この匠が、最高の道具と素材を使えば、
一体どんなものが出来るのか、ものすごく興味があります。
続編でなくてもよいので、次回作は是非次世代機で! と望まずにはいられません。
最後に…
これほどの神ゲーが、未だに売上20万本以下というのが信じられません。
欧州版が発売されるということですが、
RPGが好きな人すべての人にやってほしいと思えるゲームです。
このゲームに携わったスタッフの皆様に、心から感謝したいと思います。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
95pt
GOOD!
【フィールド】
私は、それほど風景に美しさを感じる人間ではないが、ガウル平原に降り立ったとき、景色に茫然とした。完全に見惚れた。悠久の風が流れている。モンスターが群れを成している。流れる雲を尻目に、川に飛び込む。滝に打たれる。湖を泳ぎ、坂を登り、草原を駆け巡る。重層的なフィールドを練り歩いているだけで楽しい。このような気分になったのは、いつ以来か。時の経過と天候が拍車をかける。夕暮れの美しさ。真夜中に見える機神の赤く光る眼に鳥肌が立つ。雷雨の稲光。マクナ原生林の大瀑布。エルト海の流星。ヴァラク雪山の結晶の透き通った光。切り立った崖の上から何度も飛び降りる。ひとときストーリーの進行を忘れて、この空間に浸っていた。何故これほど広大なフィールドを作ったのか。そう思った。これまでのJRPGから大きく逸脱しているこれらのフィールドが体現しているのはRPGとしてのロマンを取り戻すことだったのではないか。世界に触れる。冒険それ自体が意味を持つ世界。
【バトル】
昔慣れ親しんだコマンド型のターン制ではなく、シームレスかつリアルタイムで進行するので、始めは戸惑ったが、慣れてくるとこの形式でなければありえないと思うようになった。通常攻撃をオートにし、特殊攻撃を選択する方式になっており、癖があるが必殺技を繰り出す順番で、相手にダメージを与える量も異なるので戦略性がある。また、3名を戦闘に出すことができるが、パーティ一人一人の役割分担の差別化が図られており、組み合わせ次第で戦闘の様相が変化する。操作キャラは1名自分、2名オートだが、この操作キャラを変更するだけでも戦い方が変わるため新鮮な気持ちが持続する。FF7のマテリアに相当するジェムシステムや仲間たちとキズナを高めあいスキルをリンクしていくシステムもあり、ただのシームレスバトルで終わっていないのも素晴らしい。ユニークモンスターも数多く配置されており、バトルそれ自体にインセンティブが設けられているのも良い。高レベルのユニークモンスターに立ち向かい瞬殺される。自分たちより遥かに強いモンスターが物語の初期地点で跋扈している。この配置にニヤリとしてしまう。一週目の最終パーティーは、カルナ・メリア・リキ。メリアとリキが敵をこてんぱんにしている中、私はカルナでヒーラー役をする。
自分の適性が露になった。
【ストーリー・演出】
一言で言うならばゼノギアスのストーリーを非常にわかりやすく再構成した内容と言える。勿論、大まかなストーリー展開は異なるが、部分部分で高橋節が顔を出し、それを竹田氏がアレンジしていったような印象だ。わかりやすくなっている分、ゼノギアス的な難解なストーリーを期待していた者にとっては、少々もの足りなく感じるかもしれないが、主人公とヒロインが変に屈折していない分、王道ストーリーとして安心感がある。ある特定の層にしか理解できないストーリーではなく、万人に向けて作られていると感じた。また、敵役の機神界側のキャラクターがやたらかっこいい。面白いストーリーの条件として、敵キャラが魅力的なことがよく挙げられるが、ゼノブレイドはその条件を満たしている。惜しむらくは、敵側の幹部がもう少し欲しかった。ベタではあるが、四天王的な存在や機神界側に同調する者がいると、より深みが増したと思う。演出については、プロの脚本家である竹田氏が関わっているだけあって、たるみがない。リアルタイムレンダで進むため、ムービーとは異なった臨場感がある。場面ごとに見所があり、カット割なども計算し尽されている。フェイスの変形シーンや戦闘シーンは必見だろう。自分で操作してみたくなる。
【音楽・BGM】
普段ほとんどサントラを買わない私が、サントラを買わざるを得なかった。特典サントラだけで満足できるわけなく、90曲超の色とりどりの楽曲の世界に向かわせるだけの力があったのだ。6人の作曲家がそれぞれの特色を十二分に発揮した結果、奇跡的なゲーム音楽が生まれたと言える。文章ではその魅力を1%も伝え切れていないので、実際に聴いてみることをおススメする。楽曲単体だけでも名曲ぞろいだが、真価はゲーム内で聴いたときに発揮するだろう。ここ数年間のゲーム音楽では出色の出来。スクウェア全盛期のサウンドと比較しても全く引けを取らない。こういっては失礼だが、これまで知られていなかった作曲家がこのゼノブレイドを通して日の目を見ることになるのは、彼ら・彼女らにとっても僥倖だろう。個人的な神曲は「敵との対峙」「想いは内に」「Beyond the sky」「名を冠する者たち」「マシーナの隠れ里」「機の律動」が挙げられるが、それ以外の楽曲も素晴らしい。ゼノブレイドの世界観に合っているというよりもむしろ、世界観と音楽が寄り添って魅力を倍増させている。
【熱中度】
ストーリーを進めるも良し、クエストをちまちま片付けていくも良し、街を復興させるために世界を駆け巡るも良し、様々な遊び方が可能だ。どの遊び方も許容できるほど作りこまれており、脇道に逸れてしまうと、プレイ時間は優に100時間を超えるだろう。一周目クエスト消化率は半分ぐらいだったと思うが、90時間かかった。スキップトラベルや、時間変更、どこでもセーブなど、数々のユーザーフレンドリーな要素が備わっており、わずらわしい要素を省いてなお、このプレイ時間である。MMOをオフラインで気の知れた友人たちと遊んでいる感覚に近い。そもそもRPGで、一周目にこれほど時間を費やしたゲームは初めてだ。ユニークモンスターを求めて戦闘を繰り返す。クエストを消化し、街のキズナグラムが進化していくのを見る。武器防具の装備反映を眺める。秘境を求めフィールドを探索する。高台があったらダイブする。その全てを素晴らしい音楽が彩る。
BAD/REQUEST
悪い点というよりも開発陣への要望ということであえて粗探しをすると、
1.ステータス画面でのロードが若干気になる
2.ジェムの装備品への着脱が不便
3.ユニークモンスター討伐一覧がない
4.持てるアイテムに制限がある
5.もう少しキャラクターを掘り下げるエピソードが欲しい
6.キズナトークに音声が欲しい
7.ロボット戦が欲しい(実際に動かしてみたかった。)
8.戦闘の際のボタン押しはもっとバリエーションを(Bボタンだけでなく)
9.キャラのモデリングがいいときと悪いときがあり、安定しない。
10.レベル補正差が激しい。(ミスではなく、ダメージ軽減で良かったのでは)
などが挙げられる。ただ上記の内容については、ないものねだりの側面もあり、完璧なゲームを望もうとするとどうしても出てしまう人間の欲のようなものであることを付け加えておきたい。
COMMENT
初めは全く期待していなかったゼノブレイドが、情報が出てくるにつれて、どうやらこの作品は高橋氏の渾身の一作らしいと確信したのは、いつのことだったか。ゼノを冠したRPGがWiiで出ることに隔世の感があった私だが、バトルPVを視るころになると、RPGに熱中していた昔の自分を完全に思い出していた。公式HPに通い、社長が訊くを熟読し、さあ準備万端、いつでも来い!といった私であったが、実際プレイしてみると、予想を遥かに超えた作品になっていて、完全に度肝を抜かれた。プレイ時の感覚はスクウェア全盛期のRPGを彷彿とさせ、実際のゲーム内容についても負けず劣らず、正に次世代のRPGを冠するにふさわしい出来となっていた。純粋にRPGが楽しいと感じたのは何年振りか。細かい部分についてはもちろん欠点もあるが、それをものともしない強靭なコンセプトがゼノブレイドには通っている。Wiiユーザーだけではなく、他機種のユーザーにも是非遊んでほしい。RPGファンを名乗るなら必須の1本だろう。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
95pt
GOOD!
作り込まれた世界観&フィールド。
おおよそ、妥協と言うものが見当たらない。
それ位、徹底的に作られてた。
(え、こんなとこも作ってんの!?
と言う場所が沢山あった。)
PS3のグラフィックに比べれば、
そりゃ、劣りはしますが。
精密なグラフィックでも一枚絵で、
一本道しか歩けないのなら
多少、精度は落ちても自由自在に歩ける、
こっちの方が断然いいです。
フィールドを駆け回って、
それが楽しくてたまらない、
と言う作品は本当、久しかった。
面白かったです!
★音楽
どの曲も良い。
そして場面にシンクロしてる。
サントラだけでも買う価値あると思う位、
名曲ぞろい。
★ストーリー
若干、説明不足な感はあるものの、
最近の作品に有りがちな『破綻』は無かったし、
凄く面白かったので良かった。
★キャラ
どのキャラも個性があって良かった。
特にダンバンさんとリキが好きです。
★戦闘
組ませるキャラや操作キャラによって、
多彩な戦略が練れるので楽しい。
★その他
ワープ機能、万歳。
落ちてもペナルティなし。
この二つのおかげで、ストレスフリーで探査が出来ました。
BAD/REQUEST
メニュー画面が少々。
レスポンスも気になると言えば、気になる。
後はキャラの顔グラ。
アップになるとちょっと・・・辛いかも。
でもそれも、ゲームの面白さの前では
些細なこと・・・かな?
COMMENT
ここ最近では間違いなく、名作の部類。
やって無い方は、是非。
まさに『ユーザー視点』に立った作品だと思います。
ここまでゲームの世界観にのめり込んで熱中したのは
久しかったので、何かプレイしてて嬉しかったです。
買った動機は『何となく』だったけど、
今は、その『何となく』の動機に感謝したい位です。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
95pt
GOOD!
■物語
巨神と機神という特異な世界とそれを舞台にした物語に一貫性があり、急展開や超展開も無く目立った粗も無かったのでプレイヤーが置いてきぼりにされることも無く安心してプレイできました。
ストーリーの盛り上げ方や、後の展開に繋がる伏線もモチベーションを保つのに一役買っていて良い感じ。
■キャラクター
どのキャラもスポットが当たり感情を窺わせる描写も多かったので、それぞれキャラに感情移入しやすかった。
RPGによくいるマスコット的なキャラは大抵苦手なんですが、このゲームに限ってはそんなこともなくむしろお気に入りになるほどでした。
■フィールド
とにかく広いフィールドもただ広いだけではなくプレイヤーを飽きさせない工夫がされていて非常に好感が持てた。久しぶりにRPGとして冒険している気にさせられました。
■BGM
どの場面でもその場にあったBGMで素晴らしいの一言。
■戦闘
個人的にはもう少しアクションの要素があればとは思ったけど、それぞれキャラの差別化は出来ているし、どのキャラも使う楽しさがあった。
このゲームの戦闘システムはレベルに依存しやすく、レベル上げが作業で苦痛だと触れている方がいましたが、自分は1週目で時限クエスト以外(クエストに関してはBADにて)ほぼやらずにクリアしましたが、ストーリー上ではレベル上げに時間はほとんど必要ありませんでした。
作業の必要があったのはレベル上限を突破したボス(ストーリーには関係なし)くらいで、大体は装備やスキル、ジェムを見直したりアーツをきちんと管理出来れば問題ないはずです。
それでもダメなら各地のマップを探索するだけでも経験値は入りますし、クエストをやるなりやり方はいくらでもあります。
BAD/REQUEST
BADというよりは個人的な願望でほとんど気になる点ではないと思います。
■ソートやアイテムの確認
ソートの融通が利きづらい上に、アイテムがアイコン表示なのでわかりづらい。
■クエスト
複雑だったり難しいクエストが少ない為、真面目にクエストをこなしながらやってると、レベルが上がりすぎてボス戦でしらけることも。
救済措置でもあるのかもしれませんが、経験値よりAPが不足するので、もっと多くAPが取得できる方がよかったと思います。
■討伐クエスト
複数体の討伐の場合は、対象のモンスターもマップ上でアイコン表示して欲しかった。
■回復キャラ
まともにヒーラーと呼べるのは一人だけです。スキル等が相当充実すれば他キャラの回復アーツもそれなりに活躍できますが、やはり一人に回復や補助のアーツが集中しすぎている感があります。
■装備のデザイン
個人的に中装備以上の装備のデザインが少し不満でした。イベントにも反映されるのでステータスだけ優先すると大事なシーンで悲しくなったりならなかったり。
■周回要素
武器や装備を引き継ぐよりも他のゲームにあるような要素を組み込んで欲しかった。移動速度アップ、経験値やAP・SPの2倍あるいは半減、ジェム引継ぎ等…。
COMMENT
取り立てて目立った粗が無いので安心してプレイできました。
ストーリーも綺麗に完結出来ているのでプレイした達成感もボリュームと相まって良かったです。
ただし広大なフィールドを冒険・探索する要素、この戦闘システムやクエストを作業と感じてしまう人には楽しさは半減してしまうかもしれません。
ネームバリューのあるゲームと比べると売り上げは芳しくないかもしれませんが、こういったゲームこそもっとたくさんの人にプレイしてもらいたいです。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
95pt
GOOD!
・オリジナリティ
広大なフィールドの冒険という点です。
冒険心をかきたてられて、時間も忘れて探索にのめりこめます。
また、自分のレベルが低いときに高レベルのモンスターが同じフィールドに存在するというシステムも斬新で面白かったです。
いつかはこのモンスターを倒せるようになるだろう。そう思いながら隠れるようにして移動するという感覚は初めてです。
5点です
・音楽
名曲ばかりです。
ムービー中やフィールド探索中に流れる音楽すべてがマッチしていて、いい曲が揃えられています。5点です
・熱中度
まずストーリーを追うだけで60時間は普通に経ちました。
とにかく長いですが、飽きません。
一度クリアして2週目になれば、まだ行ったことのない
フィールド探索
戦ったことのないモンスターとの戦闘
多くのクエスト
といったやりこみ要素も満載なので、熱中できます。5点です
・グラフィックス
wiiなので限界はありますが、風景を見ていただけでも飽きませんでした。
・快適さ
戦闘への入り方や、セーブ・ロード
さらに広いマップのワープ機能があるので、移動に関しても困りません。
BAD/REQUEST
・グラフィックス
風景とかではいいのですが、人物が少し残念でした。
あと、装備のデザインが悲しいくらい奇抜なものがありまして。
ゲーム内の雰囲気に合ってはいるんですがそれでも……
・快適さ
装備システムと文字の小ささが少し気になります。
COMMENT
使用コントローラー
リモコン+ヌンチャク
クラコンは購入せずにずっとRPGやり続けているので操作慣れはしていました。
音楽・ストーリー・フィールドの冒険・クエストやキズナトークなどのやり込み要素
この4点からいいゲームだったといえます。
ここのレビューや別のところの評価を参考に購入したんですが、最高に満足できる作品でした。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
97pt
GOOD!
○オリジナリティ
まず多くの人が指摘していることですが、二柱の神の上が舞台であるという設定が非常に斬新です。
しかも、ビジュアル的に新しいだけでなく、ゲーム性にも大きく貢献しています。
上下方向に大きく広がったフィールド、マップの果てが見えない壁ではなく、断崖絶壁になっていることなど、この優れた世界設定があったからでしょう。
また、キズナグラムというシステムも斬新です。
街人たちの人間関係相関図なのですが、これがプレイ次第で大きく変化していくのです。
いわゆるクエストはお使い系が多いのですが、このキズナグラムによって、プレイ結果が視覚的に反映されていくため、より楽しくなったと思います。
○グラフィックス
雑誌掲載のスクリーンショットでは、粗いポリゴンが気になるかもしれません。
ですが、実際にプレイしてしまえば、一体一体のポリゴンを節約する代わりに、途方もなく多くのキャラクターや広大なマップを詰め込んだ設計になっていることがわかります。
写真ではわからない、実際にプレイした者のみがわかる美しい映像が、そこにはあります。
○音楽
一曲一曲も非常に優れていて、印象に残る曲がとても多いです。
ですが、それ以上に特筆したいのが、音楽の使い方です。
非常に膨大なBGMを、フィールドの昼夜で使い分けたり、戦闘の状況によって変化させたり。
プレイ状況が、ダイレクトにBGMの変化に反映されるので、臨場感が圧倒的です。
○熱中度
キャラクターが魅力的で、ストーリーが面白いため、なかなかやめられません。
特にイベントシーンは演出やカメラワークが秀逸で、音楽も最高に盛り上がるため、上質な映像作品を観ているかのようです。
○満足感
前述のように、非常に本筋が面白いのですが、このゲームの恐ろしさはそれ以上に脇道が面白いことです。
やりがいがありすぎるフィールド探索や、無数のやりこみ要素。
にも関わらず、本筋に戻りやすい親切な設計。
100時間以上プレイしましたが、まったくと言っていいほど、中だるみもせず、過去最高の満足感でした。
○快適さ
残念ながら、このゲームで唯一、最高点をつけられないポイントです。
わずかとはいえ、キズナグラムの画面などで読み込み待ちがあること。
モンスター図鑑がないこと。
アイテム所持数に限度がある上、管理画面が使いづらいこと。
……などが、残念なポイントです。
とはいえ、一つのエリア内の探索では戦闘も含めて、ロードがまったくないこと。
待ち時間ゼロでランドマーク移動や時間帯変更ができることなど、充分に快適な要素は多く、同ジャンルのゲームの平均点は、充分に超えていると思います。
BAD/REQUEST
不満点の多くは、「快適さ」の項で書いてしまいました。
それ以外にあえて挙げるとしたら、装備品のデザインが個人的に好きになれなかったことくらいです。
COMMENT
クラコンPRO使用。
50インチ液晶ですが、よく言われる画質の荒さが気になるのは、プレイをはじめて最初の数分だけです。
以後は内容・映像ともに圧倒されて、まったく気になりませんでした。
総評としては、とにかく圧倒的なスケール感でありながら、細やかな配慮が細部にまで行き届いた作品であるということです。
オススメできないのは、短時間でクリアしたい方、序盤からすぐに全貌が把握できる程度の複雑さでないと嫌という方、くらいです。
そういう方を除いては、万人におススメできる傑作だと思います。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
97pt
GOOD!
【オリジナリティ】
和洋さまざまなゲームをプレイしてきましたが、こんなに広く、奥行き・高低差があり、それでいて世界の全体像が感じられるゲームに初めて出会いました。巨人2体の上の世界という小さなコンセプトを巨大なフィールドで表現するという発想により、広いながらも「自分はいま世界のこのあたりに居るんだな」と認識できると外を眺めたときの感動が何倍にも感じられます。これは今までに無い体験です。
【グラフィックス】
フィールドのどこに立っても思わず写真の撮りたくなるような絶景ばかりです。その種類も多く、広い草原だったり、断崖絶壁に囲まれた谷だったり、密林のジャングルだったり、幻想的な沼だったり、見渡す限り広がる大空だったり…もう書ききれないほど沢山あります。それを装飾するかのように生息する動物やモンスターの色や形も美しく、常に草花は風に乱れ、木の葉や蝶や蛍が舞っています。加えて昼夕夜、雨に雷雨熱波などのによっても演出は無限大に変化することも見逃せません。これらの美しいグラフィックスによって飽きることなくフィールドを走り回れたことは間違いありません。
【音楽】
このせいで何回も泣かされるハメになりました(笑)特に私的にオススメなのはユニークモンスターでのBGM。最初は「やばい見つかった!」という絶望的な曲なのですが、粘って中盤にくると「よし反撃開始!」といった勇ましい曲に変化するのです。まさにユーザーの心理がそのまま音楽に乗ったすばらしい構成だと思います。
もうひとつ凄いと思ったのは、動物やモンスターの出す効果音です。種類が多いにも関わらず、鳴き声や足音、羽ばたく音など、とーっても細かく使い分けられています。特に芋虫の這う音といったら不快度100%で真っ先に逃げ出したくなるほどリアルです。
【熱中度】
気がついたら毎日やってました。理由は"やらなくてもいいこと"が沢山あるからです。広いフィールド探索とアイテム収集、400もあるクエスト。これらはストーリーに関係ないのですがついついやってしまう要素です。クエストは単なる"お使い"ではなく、達成することによりプレイヤーとの信頼が構築されるだけでなく、その住人同士の関係や今後の人生に影響を与えるようになっています。もちろん分岐もあるのでどういった方向に導くかはプレイヤー次第。クエストごとにキャラの固有台詞も用意されてるので、「全部聞きたい!」「全部の分岐を見てみたい!」って人は相当な時間がかかると思われます。それだけ作りこんでいる証拠ですね。
【満足感】
ストーリー、フィールド、キャラクター、寄り道要素がすべて丁寧に余すところなく作りこまれているので満腹以上に満足すぎるくらいです。ここまで丁寧に作りこまれていると製作者のゲームに対する愛情をとても感じられます。そのおかげで最後まで飽きることなくクリアすることができました。これからやりこみの2週目で100時間Over確実ですが、それだけやりたくなる要素が詰まっているということです。
BAD/REQUEST
【快適さ】
唯一不満があるといえば、アイテムのシステム周りです。ソート機能はあるのですが、常に"入手順"にリセットされてしまうので、アイテムが多い分、毎回切り替えが必要になってしまい手間でした。
しかし、クエストで必要なアイテムは「!」が付いてると言う親切設計により、頻繁に整理しなくともよいという点があるので、−1点のみとさせていただきました。
COMMENT
【総評】
"こんなRPGがやってみたい!"まさにこれを完全に近い形で実現させてくれたのがこの『ゼノブレイド』でした。リアルタイムで進むフィールド、戦闘、町の人の暮らし、それを補うロードの短さ、ワープの手軽さ。これにより世界に没入できる感覚は任天堂お得意の"体感ゲーム"に近いものがあります。そこに解り易い、それでいてアニメの1話1話を見ているような緊張と感動の詰まったストーリー、ギミックの凝った格好いいロボット、人間味溢れていながら勇ましいキャラクター達はゼノシリーズを支えてきたモノリスのテイストが上手く組み合わさっていて、"誰もが楽しめるRPG"に仕上がってると思います。しかし、その膨大な作りこみ故にクリアに時間がかかるかもしれません。でも本来RPGはそういったゲームのはず。気軽にストーリーを楽しみたいならアドベンチャー、簡単に戦闘を繰り返したいのならアクション。しかしRPGはそうではないはず。簡単に楽しみが終わってしまうのはもったいないと思います。時間の無い方でも、いつでもセーブ&ロードが出来、ストーリーもアニメ構成のように1話1話が繋がっているようにできているのでちょっとずつ遊ぶ方にも大変向いていると思います。
最後にクリアしてみて、RPG好きならプレイしないと人生の損!と、いえるくらい素晴らしいゲームです。
発売スケジュール
サイト情報
★ Switch mk2をオープンいたしました。 ★
レビュー投稿お待ちしております。- レビュー更新情報(17/06/08)
-
ファミコンリミックス1+2 (1件)
ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT (1件)
- レビュー更新情報(17/03/28)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (1件)
- レビュー更新情報(17/03/05)
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド (募集開始)
- レビュー更新情報(17/03/04)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(17/02/02)
-
バットマン:アーカム・ビギンズ (1件)
幻影異聞録♯FE (1件)
- レビュー更新情報(16/10/24)
-
ピクミン3 (1件)
マリオパーティ10 (1件)
- レビュー更新情報(16/10/22)
-
幻影異聞録♯FE (1件)
マリオカート8 (1件)
GOOD!
作りこまれた世界
なんといっても一番印象に残っていることは「フィールド・街が広い」
街を探索するだけでも数時間。そこに細かく設定された街の人々の個性とクエスト、景色が綺麗で端もぶつりと途切れるわけではなく、街一つで本当に別の作品が作れるんじゃないかと思うほどの作りこみには圧倒されました。
ストーリーと、その魅せ方が素晴らしい
内容自体は聞いたことのあるような話ですが、盛り上げ方やプレイヤー視点で描かれていること(キャラに不自然な正義感などがない)が好印象でした。
バトルのテンポの良さ
気軽に戦闘が行うことができ、ごり押しが通用しにくい点がよかったです。刻一刻と変化していく状況に対応する楽しさもあります。未来視も緩急が付いていいアクセントになっています。
音楽がベストマッチしている
戦闘曲は種類が豊富で、高揚感が味わえます。比較的音楽は気にしないでプレイするタイプなのですが、それでも感心してしまうほどの出来栄えだと思います。
BAD/REQUEST
細かい点がいくらか挙げられますが、どれもが「もっと快適になる」程度だと思います。
・後半のストーリーはスケールが大きくなり、コテコテの神が出てきて残念でした。
・クエストが膨大な数あるのにもかかわらず、街の人がどこにいるのか把握しにくいです。モンスターも図鑑がないため、どこに出現して、何の素材を落とすかが分かりません。
・やり込み型なのにもかかわらず2週目の引継ぎ関連が物足りない。レベルリセットやハードモード、ストーリー分岐等あってもよかったのでは。
COMMENT
久々に時間を忘れて熱中しました。今までやってきた作品の中でBEST5に入ると思います。
特に専門用語が少ないため、ライトゲーマーにも勧めることができて、このクオリティは中々ないと思います。やり込もうと思えば100時間以上、平気で超えちゃいますが…。
他の方のレビューを見ても分かるように、細部まで丁寧に作りこまれているので良い点、悪い点共に書き込もうと思えば膨大な量になります。近年のRPG作品の中では最高峰なので、是非多くの方にプレイして頂きたいと思いました。